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パALC(パワーボード)
厳格なJIS規格を十分にクリアした、季節の変化や厳しい自然条件に耐え、張替えを前提としておらず、長期使用による劣化が少ない丈夫な外壁材です。
コンクリート系素材で万一の火災に備え、ワンランク上の防火性能を実現。煙や有毒ガスも発生しません。
また、無数の気泡による高い断熱性能で、夏の暑さ、冬の寒さを緩和し、省エネルギーに貢献します。さらに水蒸気を放出し、結露対策にも効果を発揮。屋外の騒音や室内の生活音の出入りを軽減し、快適なプライベートタイムをサポートします。
パワーボードの良さ
耐久性
- パワーボードは経年変化に強く、とても安定した素材で構成され耐久性に優れています。
- パワーボードは緻密に結合したトバモライト結晶を豊富に含んでいます。また有機物を含まないため、収縮率や膨張率が小さく夏の酷暑や冬の低温・乾燥などに強い安定した材料です。
- パワーボードは、物性や寸法などの経年変化が極めて少ないため、張替えを前提としておらず、メンテナンスがしやすいロングライフの外壁材です。50~60年 にわたり、張替え不要を目指しています。
耐熱性
- パワーボードは断熱材の外側で、プラスαの断熱効果を発揮します。
- パワーボードは水に浮くほど軽いコンクリートです。パネル内部にある無数の気泡により、木造住宅用外壁材の中では優れた断熱性を持っています。
- 37mmの厚みが住まいの断熱性を高めます。
- パワーボードの場合、素材そのものの断熱性が高いため、断熱材との併用では他の外壁材に比べてさらに高い断熱効果が得られます。
- パワーボードの断熱性は、冬暖かく夏涼しい、快適な住まいの実現をお手伝いします。
防火性
- パワーボードは隣家の火災を寄せ付けない防火性を持っています。
- 素材は無機質の珪石などであるため、炎や熱を受けても発火することがなく、煙や有毒ガスも発生しません。
- 延焼から住まいを守るには外壁材の遮熱化がポイントです。パワーボードは単体で防火試験をクリアしています。
防災性
- 圧縮にも引張りにも強く、柔軟な目地を持つパワーボードは災害の外力に耐えると共に、上手に受け流す発想です。
- コンクリートでありながら水に浮くほどの軽量性も兼ね備えたパワーボードは、地震時の建物への負担を軽減します。
- 最大級の台風以上を想定した耐風圧強度試験に耐えることができました。また、台風時の風雨を想定した水密試験でも、異常はまったく見られませんでした。
- パワーボードは業界初のシーリングを含む10年漏水保証を実施しています。
- パワーボードでは37mmの厚みとパネル間を埋めるシーリング材、そしてそれら全体をコーティングする塗装材によって雨を防ぎます。
遮音性
- パワーボードは、ビル建築の遮音壁や遮音床などにも用いられるほどの優れた遮音性能。
- パワーボードは、静かで快適、プライバシーをしっかり守る住まいづくりを可能にします。パワーボードは、反射と吸収で音を効果的に遮ります。
- パワーボードはパネル単体でもおよそ30dBの騒音を低減。木造住宅の場合は、さらに壁体内に断熱材のグラスウール、内壁に石膏ボードなどを使用するため、より高い遮音効果が期待できます。
環境共生
- パワーボードは、生産からリサイクルまで、全てのシーンで環境共生を考えます。
- パワーボードは珪石・石灰・セメントなどの自然素材を使用した無機建材です。シックハウス症候群の原因物質である有機化合物は一切含みません。また、パワーボードは開発当初より一切アスベストは使用しておりません。
- 廃棄物のリデュースを計画的に進めています。
関東地区では、他の企業と連携したリサイクルシステムを確立し、現場から回収されたパワーボード廃材をセメント原 料や軽量人工土壌としてリサイクルしています。 - パワーボードはその特性を活かして、人工土壌や屋上緑化など様々なものに生まれ変わっています。
パワーボード設置の流れ
□ 設置前準備
- 防水紙・下地銅縁の取り付け
- 滞留した湿気を空気層に放出するため、湿気は通すが、水は通さない防水シートを軸組の外壁側に張り付け、通気工法の為の胴縁材を施工。
- 通気工法
- 外装下地は住宅の長寿命化のために通気工法にて壁体内の湿気の排出、外気と外壁材内の空気のバリアフリー化で雨水の吸い込み、太陽光の直射熱の通風による排出等、劣化対策と快適性に必須の条件です。
- 軒天・破風
- 軒天とは軒先の天井のことで、屋根の壁から飛び出した部分の庇になっている部分の天井仕上げです。
不燃材となっておりモルタル塗りやケイカル板貼りなどを用います。
破風板とは屋根の先端部分を隠す化粧材の事です。
これがないと屋根と軒天の間から下地の木が丸見えになってしまいます。軒天同様不燃材を用います。
□ パワーボードの設置
1.防水紙完了
2.材料納入
3.採寸
4.パワーボード取付
5.ビス穴補修
6.外壁シーリング
7.外壁塗装
8.完成